【会話が苦手な人向け】コミュニケーション能力は「目的」を意識すると上がる!

 

「コミュ力」

少し前にこのワードが流行りましたよね。

コミュニケーションが苦手な人の事を「コミュ障」とネットでもリアルでも言われるようになり、それと対比するように「コミュ力」というワードも注目を集めました。

コミュ力があれば「友達も多くもっと出世できていた」という声も、コミュニケーションに関するアンケートで明らかになっています。何かと気にされる「コミュ力」ですが、意識次第であげる方法があります。

それは「会話の目的」を意識することなんです。

※他のコミュニケーションに関する記事のまとめはこちら

会話の目的を意識しよう

会話というのは、片方、もしくは両方に「目的」があって起こるものです。

★「目的」の例(かっこの中が目的)
・好きな異性に話しかける(口説く)
・友達と楽しい話しをする(仲良くなる、楽しい時間を過ごす)
・雑談をする(暇な時間を潰す、空気を和らげる、相手の信頼を得る)

そして、この目的をしっかり意識して会話することにコミュニケーション能力を上げる秘密が隠されています。

目的を設定すると話題選びに悩まなくなる

意外とコミュニケーションに関するアンケートやリアルな声を聞くと「話す話題が分からない」という悩みが多いです。

しかし、目的を意識することで話題選びに悩むことは少なくなります。

なぜなら、会話には必ず目的が存在し、その目的を達成するための話題を選べばいいからです。

例えば、目的が「友達と楽しい時間を過ごす」だった場合、友達が楽しいと感じる話題、空気作りが必要になります。

そうなると、友達には「楽しい」という感情になってもらえることがベストなわけですから、友達が嫌な気分になる話題は全て避けなければいけません。

★友達が嫌な気分になる話題の例
・相手が触れてほしくない話題
(コンプレックス、気にしていること、他人には話したくないことなど)
・他人の悪口など聞いていて気分がよくないもの
・嫌味や批判など相手を攻撃する言動

上記のものは一例ですが、友達が嫌な気分になる可能性の高いものです。

あなたが大好きな友達と楽しい時間を過ごすという目的を達成するためには、友達が嫌な気分になってしまうと、目的を達成することもできないですし、大好きな友達が嫌な気分になるとあなたも本意ではありません。なので、徹底的に相手が嫌がるだろう話題を避けなければいけません。

次は逆に、相手が楽しんでくれそうな話題を選ぶことになります。

友達が喜んでくれる話題の例
・お互い共通の話題
(共通の話題は相手も興味があり会話が盛り上がりやすい)
・相手を褒める、認める
(人は褒められると自尊心を満たす事ができ喜びを感じる。また認められるのも承認欲求が満たされ嬉しく思う)
・面白い話し
(自分の失敗談、笑える話し、想像を超えた話しなど)
・お互いの価値観や考え方の奥深い話
(気の許した人の事を知るのも人は面白いと感じます)

このように、「楽しい時間を過ごす」という目的が明確になっているおかげで、話題の選別がしっかりされているので、話す事がないという状況にはなりませんし、話してはいけない話題も自動的に選別されるため、コミュニケーションでの失敗が格段に減ります。

あとはこれに、つなぎの話題として、時事ネタ(天気、ニュース、なうの話題、気持ち、今後の予定、ごはん何食べるか、など)を組み込んでいくと場を繋ぎながら作りたい空気感を作る事ができます。

少し応用のテクニックになってくると、相手への想いやりの話題(大変だった?寒くない?〇〇ありがとう。ご苦労様。など)を入れるとなお良いです。想いやりの話題は基本誰にでも使えるものですし、使った方がいいのでぜひ活用してみてください。

以上のことをまとめると、目的を意識することで話題選びに悩まなくなるということなのです。

会話の途中で目的を見失わないようにしよう

私も昔よくやってしまいましたが、会話の途中に目的を見失っていたり、目的を設定し間違えてしまう人がいます。

実はこれが、コミュニケーションで失敗してしまう大きな要因にもなっています。

そこで、

①会話の途中で目的を見失う
②目的の設定間違い

この2つの事についても、コミュニケーションでの失敗を減らすために解説していきます。

語り手はオーケストラの指揮者と同じ

会話が起こる時には必ず、語り手と聞き手がいますが、語り手は会話の流れの主導権を持っています。

オーケストラの指揮者をイメージしてみてください。指揮者がテキトーな指揮をしてしまうと、演奏している人達は困ってしまいます。なので、語り手は会話の目的をしっかりと決め、その目的を達成するための話題選びや話し方、話しの構成や流れをしっかり組み立てて話す必要があります。

そして状況に合わせて臨機応変に話題や話し方を変えていかなくてはいけないのです。

ここでいう臨機応変とは、相手が分かりにくそうにしていたら分かりやすい例えを出したり、相手に合わせて話しを簡単にかみ砕いて話したり、逆もしかりで、相手に知識があり、詳しそうであれば専門的な用語を混ぜて話し、状況に合わせて話し方を変えるということなどをいっています。

目的を見失うと?

そんな重要な語り手が目的を見失うと会話の流れが目的とは違った方向に進み始めます。

例えば、先ほどの例ですが「友達と楽しい時間を過ごす」という目的があって友達と会話していたのに、よくあるパターンとして、目的が「自分の自慢をしたい」に変わってしまっていた場合、それを聞いた相手は、ちょっと嫌な気分になってしまう時もあります。そうすると、相手の人はあなたと話すのが嫌になって距離を取られたり、あなたの自慢に対しネガティブな返しをしてしまい、そこにあなた乗かってしまいネガティブ返しをしてしまうと険悪なムードになってしまうこともあり得ます。

そうなると、当初の大事な目的であったはずの「楽しい時間を過ごす」という目的が達成できなくなってしまいあとで後悔してしまうケースが多いです。

原因は自分の目的をずっと明確に意識し続けられなかったことなんです。

セールスマンは商品を売るのが目的なのに、セールスせずに世間話だけして「物が売れませんでしたー!」と言っていてはいけないのです。

商品を売るという目的を設定したら、商品を売るまでの話しの構成や話題選びをチョイスしていかなければダメだということです。

なので、目的は常に見失わないように、会話をしている最中に、この会話の目的は〇〇だ、と意識するようにしていきましょう。

これをしている人としていない人では、会話の質が全く異なります。

なぜなら、目的設定をしている人としていない人では、話題選びや話しの構成の洗練度が全く違うからです。

会話における「目的設定」にはそれだけのパワーがあります。

目的の設定ミスの弊害

目的を見失うのと同時に、目的の設定ミスが原因によるコミュニケーションの失敗もよくあります。

例えば、職場や学校などで経験することも多いと思いますが、大勢の前で自分の意見を言うなどの発表が合った場合。

ケースバイケースですが、ほとんどの場合正解は「分かりやすくプレゼンする」というケースがほとんどだと思います。

プレゼン能力を上げる5つのコツ
http://sho-kirakiramens.com/talkplzn/

しかし、コミュニケーションが苦手な人や自分の主張が強い人は、最初から目的設定を間違えてしまうことが多いです。

★間違った目的設定のパターンの例
・コミュニケーションが苦手な人
①自分が傷付かない。②一生懸命話すこと。などが目的になっている事が多い。
・自分の主張が強い人
求められている事よりも自分の自慢や必要以上に自分の感想を言うことが目的になっている事がある。

これらのタイプの方は、本来「分かりやすくプレゼンする」目的設定にしないといけないはずなのに、コミュニケーションが苦手な恐怖心ヤプレッシャーから、自分が傷付かないように、早口で相手に聞こえずらいように話してしまったり、一生懸命に話すことを目的にしてしまって、分かりにくいプレゼンになってしまっていることもあります。

また、自己主張が強い方は、分かりやすいプレゼンに関係のない自慢や、必要以上の自分の感想や主張を聞き手がうんざりするくらいに言ってしまっているケースがあります。

これではせっかく自分の魅力を伝えるチャンスが逆効果になってしまいますので、「分かりやすくプレゼンする」という目的意識を持つようにするのがおすすめです。なぜかというと、人間は目的を意識すると、言動もそれに伴うようになっているからです。

もちろん、私も1度コミュ障になっていますから、コミュニケーションが苦手な方も分かりますし、自己主張の強いタイプの人間なので両タイプのお気持ちは分かります。

しかし、このケースだと、聞き手が求めているものは「分かりやすいプレゼン」なので、自分よりも聞き手の方々に焦点を当てるようにするのがベストです。

これらは1つの例ですが、これと同じようなことがたくさん起きています。

最初の目的設定を間違えてしまうと、他人から煙たがられたりしてコミュニケーションが原因で、自分にとって不利な状況が出来上がっていってしまいます。

会話の始めは、正しい目的を意識しているかもチェックするようにしましょう。

私も今だに目的は意識するように心がけています。

目的を意識したコミュニケーションは人生を充実させる

目的を意識したコミュニケーションは、話題選びや話し方、話しの構成など全てが目的を達成するためだけに特化された洗練されたトークが特徴です。

それは100m走の選手が、速く走るために他は鍛えずに足だけを鍛えるのに似ています。

走る事に特化した100m選手はとても走るのが早いです。

普段とるコミュニケーションもそうでなくてはいけません。

会話1つ1つには必ず目的が存在し、その目的を達成させるためだけの話題選び、話法を使わなければいけないのです。

そうすることで1つ1つの結果が、目的を意識していない人と大きく異なります。

そうすると、妖精のような可愛い子を口説けたり、周りから面白いねと言われたり、上司に可愛がってもらえたりして、コミュニケーションを起点に自分の人生が豊かになっていきます。

つまり、目的意識をしたコミュニケーションをしているかどうかであなたの人生が良くも悪くも変化するということです。

まとめ

長くなってしまったのでまとめます。

・コミュニケーションには自分にも相手にも必ず「目的」が存在する。

・目的を意識したコミュニケーションをとるべし。

・それが出来れば人生の充実度は、目的を意識していない人に比べて大きく上がる。

この3つが目的を意識する上で大事な話です。

今まで意識していなかった方は、ぜひ意識してみてくださいね。

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  1. 2020年 6月 17日