「油断大敵」を人生で徹底しよう

 

こんばんわ、森沢です。

今日はコラムの更新です。

先日仕事に行ったときのことです。

仕事場は、海沿いにある小さな学校で、すごく田舎でした。

なので、そこには街中で見るよりも大きなアリがいました。

元気なアリ数匹と、イモ虫を口にくわえて運んでいるアリの計10匹ほどです。

昆虫が好きな人は怒らないでくださいね?笑

私は興味本位でアリを軽く踏みました。

殺そうと思わったわけじゃなくて、なんとなく踏んでみたくなりました。

踏まれるということは、アリにとって困難な出来事で、昆虫はその困難が起きたときにどのような行動を取るのか気になったからです。(アリさんごめんなさい慈悲の心より興味が勝ちました)

結果、私に軽く踏まれたアリは、触覚が折れ、方向感覚が分からなくなったのか、同じ所をグルグル回るようになりました。

イモ虫をくわえたアリは、足がやられたようで、移動が困難になっていました。

しかし、アリは巣にイモ虫を持ち帰ろうと、ズルズルと少しずつ動いていました。

自分の足がやられたのに、獲物を維持でも巣に持ち帰るアリはすごい執念だなと思いました。

アリを踏んでおいてこんなことを言うと怒られそうですが、その執念はかっこよく見え、私も見習わないとな思いました。

何が何でも、どんな困難があれど、嬢王バチのためにエサを巣に持ち帰る。

このマインドはアリさながら、時に人間を軽く凌駕すると感じました。

人間であろうと昆虫であろうと、目的のために何が何でも行動を起こす姿はダイアモンドのように美しいです。

そして、踏んだ後に気付いたのですが、すごく悪いことをしたなという気持ちになりました。

踏む前は、踏んだ後どうなるのか?という興味の方が強かったのですが、動きづらそうにしているアリを見ていて心が痛みました。

すいません鬼畜で。

そこで、石を使ってアリが進みたい方向に誘導してあげました。

そうすると、他のアリが寄ってきて、仲間を助けるような仕草を見せました。

イモ虫がそんなにも大事なのでしょうか。それとも心配したのでしょうか。

そこは謎です。

そして、足が動かなくなったイモ虫をくわえていないアリもズルズル動いていたので、石で動かしてやりました。

触覚のアリは相変わらずグルグル同じ所を回っています。

と、その時事件は起きました。

後ろ足が動かないアリが石に張り付き、私の指までたどり着き、ガブリと噛みついてきました。

指の皮がめくれるくらい強く噛んできて、イテテって感じでした。

アリの逆襲です。

アリの顔を見て見ると、なんとなくヘイトが溜まっているような感じがしました。

ここで分かったことがいくつかあります。

アリは足を失ってなお、獲物を捕獲するために攻撃してくる、獲物捕獲マシーンであること。

もしくは、昆虫であろうと、自分に危害を加えた相手にヘイトを持ち、復讐してくるということ。

どちらにしても、獲物っぽいものであれば、攻撃してくるよう作られたアリ型のマシーンみたいです。

人間みたいに足をケガしているから獲物確保はやめておこうみたいな事はアリにはありません。

自分の身が滅びようとも目的遂行のために攻撃してきます。捨て身です。

ここで1つ人生の教訓を得ました。

油断すると、どんなに力の差があっても負ける可能性があるということです。

私は、アリには絶対負けない自信があったからこそ、石で誘導するなどの甘い行動に出ました。

これは油断です。

しかし、もしアリに人を殺せるだけの毒があったとしたら、私は噛まれた時に死んでいたかもしれません。

そして、アリが仲間を呼べて、何百万のアリが一斉に私を襲ったら悲惨なことになっていたかもしれません。

アリは自分より何百倍の大きさを持つ相手の虚を突き、噛みつくことに成功しました。

足が動かなかろうと、その一瞬のスキを見逃しませんでした。

すごかったですよ。

石付けた瞬間に、石に張り付き、一瞬で指まで頭がきて噛みつかれました。

弱ったアリに攻撃されるなんて思ってもみなかったので驚きました。

そこで、毒をアリが持っていたら、逆転勝利でした。

運よく私は、生き残りましたが、これが、「もしや」と思うとゾッとします。

この結果を作ったのは、まぎれもなく私の油断が原因です。

油断大敵という言葉がありますが、敗北を引き連れてくるのは、敵ではなく、自分の中にある「油断」なのかもしれません。

人生でうまくいくには、負けない戦いをすることが大切だと思っています。

負けると人生楽しくないからです。

恋愛でいえば、相手が自分のことが好きなのが分かってから告白したり、コミュニケーションでいえば、相手が何を求めているのかを読み取ってから話をしたり、投資で言えば、限りなく負けないポジションでエントリーし、自分の許容範囲を超えた下落が合った場合は損切し、設定しておいた指値を超えたら利確して、0かプラスかの勝負にもっていくことも大事でしょう。(10万円で買いを入れたら、10万以上の利益が出たらいい所で、10万分だけ利食いするということです)

しかし、絶対に勝てるという状況で負けることもたまにあります。

その原因のほとんどが油断です。

カードゲームでよくあるのですが、自分が絶対勝てる状況で、油断して怠惰なプレイをしていると、不意を突かれて負けます。

相手は不利な状況にも関わらず、一瞬のスキを狙ってずっと構えているのです。

アリと同じですね。

油断しているところに、自分の全力をぶつけてきます。

アリとの戦いでは負けませんでしたが、カードゲームではその一瞬のスキで負けますし、恋愛でも落とせると思っていた女の子に、SNSでつぶやいた些細な一言で嫌われてしまったり、違う女の子の名前を読んでしまって心が離れてしまったりもあるわけです(笑)

これは、勝てるという慢心が生んだ、スキです。

つまり、まとめますと、人生では勝たなくてはいけないということ。

そして、スキは敗北に直結することもあるから、勝利するまでは絶対に油断しないこと。

これをアリとの戦いで学びました。

勝利が確定するまでは、ありとあらゆる手を使って、完璧の手を尽くす。

詰め将棋のようなものですね。

敵に反撃の機会を与えない。

そうじゃないと、一瞬のスキを突かれ自分が負けるかもしれないからです。

この状況は、トレードに似ていて、今凄く含み益だけど、油断して利確しなかったらマイナスになっちゃったーという状況に似ています。

戦いのプロセスで、どれだけ自分が有利であろうとも、結果が敗北なら、敗北です。

どれだけ悔しくても負けは負けなんです。

人間は勝てると思っていた勝負を逃した時ほど心理的ダメージが大きいです。

ですが、結果は勝者か敗者の1つです。

勝敗が決するまでは、どれだけ有利であろうとも、どちらにも転ぶ可能性があるということ。

一事が万時で、この小さな戦いで負けるということは、大きな戦いでも同じ事が原因で負けるということです。

私はこのアリとの出来事で、今後の人生油断しないように、教訓としてこの出来事を心に刻んでおこうと思います。

人生はプロセスよりも結果が大事なので、油断大敵という四字熟語は、人間が軽視しがちなものなので、気を付けた方がいいですね。

逆に、自分が相手より弱者だとしても、相手のスキを狙って、そこに最大火力のパワーをぶつけると倒せる可能性があるということなので、ビジネスや恋愛あらゆる場面で使えますね。

私が昔習っていた、少林寺拳法も弱い人が強い人を倒すための武術で、人間の急所を的確に狙った技が多く、子供が大男を倒せるようにテコの原理を使った技が多いので、武術にも、その考え方は伝わっているのだなと思いました。

自分が優勢な時は油断せず、自分が不利な時は、相手の油断を狙う。

これが人生で勝つための、原則ではないかなと思います。

24歳の、これから多くの挑戦をしかなければいけない年齢で、この学びに出会えたのは本当に運がよかったです。

アリさんが教えてくれたことは本当に偉大でした。

踏んでよかったです。嘘です。

 

 

 

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