こんにちは、森沢です。
前回、会話の目的を設定した方がいいというお話しをしましたが、今回は話題の選び方についてお伝えします。
会話において話題選びとは、料理に例えると、どの食材で料理を作るか決めるという事と同じです。食材によって、味や見た目や雰囲気などが大きく変わります。
つまり、会話においても、どの話題を選ぶかによって、相手が感じる印象がかわり、物を売る、異性を口説く、人の心を打つプレゼンをする、などの目的が達成できるかどうか変わってくるという事です。
意外と重要な話題選びなのですが、選び方にはセンスが問われて少し難しいです。
なので、話題選びのセンスを磨くには、話が上手な人の話をたくさん聞いたり、実践を重ねる必要があります。
しかし、どんな人でも、ズレた話題を選びにくくなる方法があるので、1つご紹介します。
それは、「設定した目的を意識する」ことです。
以前の記事でお伝えしている通り、前提条件として、会話をするときは目的を設定していることとします。
それを踏まえてお読みください。
実は多くの人は会話において、目的をすごく意識している人は少ないです。
「すごく」というのがポイントです。
「少し」意識している人はたくさんいますが、少ししか意識してないので、たまに目的達成に関係のない話しをしてしまう人がいます。
例えば、セールスしているときに、自分の感情論を話したり、異性を口説いているのに、自分の仕事に関する自慢や考えをひたすら話したり、会話している人と仲良くなりたいのに、相手が不快に思う話題を選んだりなどしてしまう人が実際に多くいます。これは目的意識が弱いから起こる現象です。
目的を常に明確に意識していると、目的に関係のない話題を選ぶということはありません。
スキーに行くのに、スキー板を用意し忘れるのと同じレベルの事です。
なので、スキーにいくときはスキー板を用意するように、人と仲良くなるという目的がある場合は、聞いている人が不快に思う話題ではなく、その人が喜んで楽しんでくれそうな話題を選んで会話するようにすると、「仲良くなる」という目的は達成できます。
ということは、目的を意識するだけで、大きくズレた話題は自動的に選ばなくなるということです。
なので、話題選びが苦手な人は、目的意識をしっかりしていないだけの事もありますので、目的を意識するようにしてみてください。
それが定まっていると、話題も自動的に選別されるので、話題のパターンさえいくつか頭に入れておけば、話題に悩むことはなくなるはずです。
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